クラウドファンディングによる市場予測

2017.06.14

 作ったモノが一体どれくらい売れるのか?

 これがわかれば苦労しません。

 さはさりとて予測する何か良い方法はないのでしょうか?

 モノやサービスがどの程度売れそうなのか根拠のようなものがあれば励みになるでしょうし、計画的に事業を展開するのにも役立ちそうです。

 今回はクラウドファンディング(CF)の資金提供者数からどの程度の市場が予測されるのか考えてみます(以前、別サイトで検討しましたが、今回+αで)。

 CFとはインターネットを使ってモノづくりなどのビジネスプロジェクトの資金提供者を募るという資金調達手段です。

<CFに関する過去記事>


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クラウドファンディングの流れと留意点 | 経営と知財
http://ipyog.com/2017/04/27/%e3%82%af%e3%83%a9%e3%82%a6%e3%83%89%e3%83%95%e3%82%a1%e3%83%b3%e3%83%87%e3%82%a3%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%81%ae%e6%b5%81%e3%82%8c%e3%81%a8%e7%95%99%e6%84%8f%e7%82%b9/
クラウドファンディングに関する勘違いや押さえておくべき事項をクラウドファンディング挑戦の流れとともに紹介します。


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事例で見るクラウドファンディングと知財リスク対策 | 経営と知財
http://ipyog.com/2017/05/01/%e3%83%a9%e3%83%83%e3%83%97%e3%83%95%e3%82%a3%e3%83%ab%e3%83%a0%e3%82%b1%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%81%a7%e8%a6%8b%e3%82%8b%e3%82%af%e3%83%a9%e3%82%a6%e3%83%89%e3%83%95%e3%82%a1%e3%83%b3%e3%83%87%e3%82%a3/
特許権や意匠権を取得するためには商品公開前に特許庁に出願手続きを済ませていなければなりません。ヒットしたから特許をとる、ということはできないのです。このように模倣による利益損失リスクを回避するところに知的財産権取得の主な意義があると言えます。

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事例で見るクラウドファンディングと知財リスク対策 | 経営と知財
http://ipyog.com/2017/05/01/%e3%83%a9%e3%83%83%e3%83%97%e3%83%95%e3%82%a3%e3%83%ab%e3%83%a0%e3%82%b1%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%81%a7%e8%a6%8b%e3%82%8b%e3%82%af%e3%83%a9%e3%82%a6%e3%83%89%e3%83%95%e3%82%a1%e3%83%b3%e3%83%87%e3%82%a3/
特許権や意匠権を取得するためには商品公開前に特許庁に出願手続きを済ませていなければなりません。ヒットしたから特許をとる、ということはできないのです。このように模倣による利益損失リスクを回避するところに知的財産権取得の主な意義があると言えます。

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知財融資:クラウドファンディング連動 | 経営と知財
http://ipyog.com/2017/05/13/%e7%9f%a5%e8%b2%a1%e8%9e%8d%e8%b3%87%ef%bc%9a%e3%82%af%e3%83%a9%e3%82%a6%e3%83%89%e3%83%95%e3%82%a1%e3%83%b3%e3%83%87%e3%82%a3%e3%83%b3%e3%82%b0%e9%80%a3%e5%8b%95/
クラウドファンディングとはインターネットを使った資金調達手段ではあるのですが、このようにテスト販売(さらには口コミ戦略)のツールとして活用余地が大きいと思います。そして融資の判断材料になり得るものです。

 このCF、資金提供者の数が多ければ多いほど、それが多くの人にウケるものだろうと想像はできます。

 ではCFで100人の資金提供者があらわれた場合、これをビジネス化したら実際に何人くらいに売れるのでしょうか?

 CFを利用者の層や普及度、地域性、設定するリターン、販路の違いなどさまざまな要因があって一概に論じることはとてもできませんが、実際のプロジェクトを例に考えてみたいと思います。

1.「この世界の片隅に」製作プロジェクト


(片渕須直監督による『この世界の片隅に』(原作:こうの史代)のアニメ映画化を応援)

 全国の劇場で公開されたアニメ映画です。
 今月には観客動員数が190万人と言われています。
 このプロジェクトの支援者は3,374人います。
 上記データだけで単純に考えると、190万人÷3,374人=563
 つまり563倍の効果が得られたことになります。

2.スマホケース「トリックカバー」開発プロジェクト


(無駄にかっこいいヌンチャク系iPhoneケース「iPhone Trick Cover」)

 この商品は中小企業が全国で初めてCFで資金調達したものだと言われています。
 昨年夏の時点で販売台数が昨夏で約3万5,000のヒット商品です。
 このプロジェクトの支援者は200人。
 上記1と同様に計算すると、3万5,000人÷200人=175(倍)

3.SMAP大応援プロジェクト


(~新聞メッセージ・どうか届きますように~)

 直近のSMAPのアルバムである「SMAP 25 YEARS」は115.5万枚売れたとされています。
 上記プロジェクトの支援者が1万3,103人ですので、115.5万÷1万3,103人=88(倍)

 上記から単純に考えると、プロジェクト支援者数の90倍弱から560倍程度の潜在マーケットがあるということになります。

 商品の場合はマイナーチェンジによる買い替え、店舗サービスの場合はリピート客が見込めると考えると上記効果は数値よりももっと高いかもしれません(映画は何回も見に行く人はそういないでしょうが?)。

 ただし、上記はさまざまな条件の違いやプロジェクト起案者の営業努力などを無視して思いっきり単純化して考えたものですのであくまでご参考ということになります。

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